社員インタビュー

完成品を搭載した車を目にするのが何よりのやりがい

設計

早坂丈太郎

内外装開発部 第二設計課
工業高校の電子機械科を卒業後、電気工事士の経験を経て、2020年に中途入社。以来現在に至るまで、内外装開発部で設計を担当している。

面倒見のいい環境で一から学ぶ。


学生時代、自分の設計に沿ってアクリル板をレーザー加工し模型を組み立てる課題に取り組んだことがありました。日本プラストに転職することを決めたのは、この体験から「ものづくりの仕事がしたい」と考えたことがきっかけです。
もちろん、実際の業務では学生時代のノウハウはそれほど役に立ちません。入社後にほぼ一から身につける必要がありました。まずは設計用のソフトの使い方から、先輩から毎日丁寧に指導してもらいました。前の職場では「見て覚える」が基本だったこともあって、教育環境の手厚さには驚きましたね。教育係の先輩とペアを組みますが、聞けば誰でも手を止めて教えてくれる環境です。3年目にもなるとつきっきりで教わることこそなくなったものの、
最近は先輩方から効率の良いデータ作成方法を教えていただき、自分に合ったデータ作成方法を模索しています。

不具合の発生率は設計に左右される。


内外装開発部では、インストルメントパネル(運転席と助手席の前にあるさまざまな設備がついたパネル)など、車のさまざまな部品を設計しています。具体的には、お客様からもらったデザインデータをもとに、部品間の組付け構造や要求品質を考慮しながら3Dデータをつくります。求められるデザインを再現しながら品質や耐久性を保つことはもちろん、コストや製造のしやすさも大切だし、素材ごとの特性を考慮する必要もあります。たとえば樹脂製の部品なら、加工後に冷えて収縮することも計算して設計しなければいけません。「設計次第で不具合の発生率が決まる」といわれるほど、責任重大な工程なんです。
3Dデータができたら、試作品をつくってさまざまなテストを行い、すべての項目がクリアできるまで変更を繰り返します。一つの部品の完成まではおよそ2年。迫る納期といつも格闘しています。

プライベートでもつい部品に目がいくほど夢中。

大変なことは多いですが、完成品を搭載した車が街中を走っているのを見ると全部ふっ飛んでしまうくらいの達成感があります。1年目に手掛けたのはカーエアコンのつまみ部分だったのですが、たまたま友人がそれを付けた車に乗っていたので思わず「この部品は自分がつくった」と興奮気味に話しました。プライベートで触れる車の小さな部品一つひとつについ反応してしまいますね。「ここの設計すごい」とか「ここはうちのほうが上手いな」とか……。
今後もいろいろな部品を手掛けて、設計の腕を磨いていきたいです。

他の社員インタビュー