社員インタビュー

環境に配慮した製品づくりを実現する。

サスティナビリティ

遠藤花恵

サスティナビリティ推進室 SDGs推進課
2012年中途入社。産休育休からの復職を経て、2021年に経営企画室SDGs推進課に配属。翌年、専門組織化に伴い現部署に配属。

働きやすい環境と、一貫性あるキャリア形成の両立


前職はホテルのフロントスタッフとして働いていました。地元企業でもあった当社に中途入社したのは、ライフステージが変わっても活躍できる環境に移りたいと考えたからです。実際に2度の産休育休を取得できたことはもちろん、有休も取得しやすく、仕事と私生活との両立ができています。
キャリアの面では、総務部、経営企画室、そして2022年4月に新設されたサスティナビリティ推進室と所属を移りつつ、環境に配慮した製品づくりに関わる業務を一貫して手掛けています。これまでに身につけたノウハウを蓄積・活用できているので、年々専門性を高められている手応えがあります。また、セミナーに参加したり関連資格を取得したりと、常に新しい知識を取り入れることを意識しています。

品質アップに直結するサスティナビリティ


現在の主な業務は、製造工程で発生するCO2や廃材の量を管理する「環境マネジメントシステム」の運用促進。各拠点で実施される環境業務をまとめ、より状況に即した運用ができるよう指導を行っています。
サスティナビリティの推進は社会貢献度の高い業務である一方、ともすると製造というメイン事業からは少し離れたものと認識されがちです。でも実際には、環境への配慮と質の良い製品づくりは表裏一体の関係にあります。
当社は、2048年までのカーボンニュートラル実現を宣言しています。カーボンニュートラルとは、CO2をはじめとする温室効果ガスの「排出量」と森林管理などによる「吸収量」とを釣り合わせる考え方です。実現のためには、個人や自治体の協力はもちろん、当社のようなメーカーをはじめとする企業の努力が欠かせません。つまり、CO2排出量が少ないものづくりが国や社会から求められているのです。
環境に配慮したものづくりは、いまや製品の良し悪しを図る基準の一つです。
これをつかさどる部門として、責任とプライドを持って業務にあたっています。

次世代に伝えることも、ものづくり企業の責任

環境配慮について、自社内や各サプライヤーへの働きかけはもちろん、次世代への啓蒙活動も行っています。近隣の小学校に出向いて廃材を利用したしおりづくりを教材に循環型社会の話をしたり、森林で拾った枝を使ってリースをつくりながら森林保全について知ってもらったりなど、楽しく、そしてきちんと学べるアプローチを模索しています。
ご協力いただくNPOの方など社外の方と接する機会が多いので、交渉力や取りまとめる力が求められているなと感じます。大変なこともありますが、好奇心旺盛な子どもたちの反応が励みになっています。

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